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改善・積み重ね・継続を意識した
ホテルで展開しているサステナブルな取り組み

〈CO₂ゼロSTAY〉をすべての客室に適用
廃棄物を減らす、循環させる、アップサイクルする など
小さなことからコツコツと取り組んでいます

ここでのご宿泊はすべて〈CO₂ゼロSTAY〉
やむを得ず発生するご宿泊時のCO₂をオフセット

ホテル負担で地球温暖化対策に貢献

消費エネルギー削減の努力をしても、ホテルを運営するには現時点で〈CO₂ゼロ〉にはできません。そこで「使う責任」として、排出したCO₂分を次のクリーンエネルギー開発に投資する〈CO₂ゼロSTAY〉を導入。お客さまはご宿泊されるだけで地球温暖化対策に貢献いただく形となり、その費用は全額ホテルが負担いたします。2023年に自社サイト予約から、2024年4月からは予約チャネルを問わず全客室に適用開始いたしました。

カーボン・オフセット制度の仕組み

カーボン・オフセットとは、自ら工夫して行うCO₂排出量の削減を前提に、削減が難しい場合はCO₂をほかの場所で吸収、削減してもらうことで埋め合わせる仕組みです。株式会社JTBコミュニケーションデザインが提供する環境配慮型プログラム「CO₂ゼロSTAY」を、ホテルとして全客室にあらかじめ適用。お客さまにお手間は一切かからず、ご宿泊いただくことが社会貢献に繋がります。

廃棄物を減らしアップサイクル活用で
循環型社会を目指す

お客さまの安心・安全のために

コロナ禍以降、朝食ブッフェでは小分けして盛り付けたお料理を用意し、衛生を保つためにプラスチック蓋をつけています。不要な接触を防ぐ、食べ残しを減らす目的で今も継続して提供していますが、2022年よりプラスチック蓋を個別に回収し、同じ商品に再生する「水平リサイクル」を実施しています。廃棄して新たな商品を購入するよりも手間も費用もかかりますが、まずは「ゴミを減らす」ことから。2022年10月から2024年2月末までで460kgもの回収実績となっています。

廃材の材木を使えるカタチに

毎年ご好評いただいているチャリティーオーナメントは、森林の保全にかかせない間伐で生じた材木から製作しています。販売代金は全額を森林保全団体more treesに寄付、2023年はおよそ280本の植林が行える額が集まりました。バー〈オーク〉で使用、販売しているコースターは高級家具の端材でできています。有効な循環が生まれるよう、ホテル内の備品についても常に目を向けています。

食材も〈大切な資源〉として

再開業した2012年当初から、東京ステーションホテルでは仕入れる食材に対しても注力しています。食材の質はもちろん生産者の努力や思いにも耳を傾け、支援に繋がるような取引業者を開拓。食材も廃棄するまでできるだけ活用術を考えています。例えば牛脂や野菜くずなどは、きれいに手入れしソースや焼き油、出汁などの旨味として、栄養豊富な米ぬかはオリジナル焼き菓子〈ロンデル〉に。提供するパンのサイズを変更したところ、ほぼ廃棄ゼロになったという実績も生まれています。

ホテルで廃棄される石鹸をなくそう
〈Clean the World®〉プログラムでリサイクル

小さくても廃棄されれば〈ごみ〉となる

客室に置かれている小さな石鹸。ご滞在中に使い切られることはほとんどなく、残された石鹸は残念ながら廃棄するしか方法はありませんでした。もったいないだけでなく、ごみ排出を少しでも減らせないか。そこで私たちは〈Clean the World®〉プログラムに着目しました。

石鹸を必要としている地域へ 

 〈Clean the World®〉は、ホテルの使用済み石鹸を回収・再成型して再生石鹸にし、それを貧困に苦しむ人々や災害・紛争に見舞われた地域などに寄付、衛生問題から生じる疾病で亡くなる多くの人々を救う手助けをしています。

 小さな一歩を積み重ねて

客室で使用された石鹸は、もちろんお持ち帰りいただいて構いません。もしご不要でしたらそのまま客室に残しておいていただければ、ホテルスタッフが責任を持って回収します。
客室数が少ない東京ステーションホテルから提供できる石鹸数はわずかでしかありません。しかし〈ごみ〉を減らし、循環可能な社会に近づくためには、それを実践する活動を〈サポート〉することも大切だと、私たちは考えています。小さな努力を大きな波に。引き続き私たちにできることを模索していきます。